ロゴって必要?ロゴ作成を行うことで得られるメリット

企業や商品にはロゴが入っていることも多いですよね。他社がロゴを作っているから自分たちにも必要なのかなと思っていても、何故ロゴを作っているのかという部分を理解していない人もいるかもしれません。そこで今回はロゴ作成を行うことで得られるメリットについて紹介していきます。

ロゴのメリットを知れば、すぐにロゴを作りたくなるかもしれません。

会社を連想してもらいやすくなる

企業が自社のロゴを作成しているのは、「連想してもらいたいから」ではないでしょうか。例えばリンゴの一部が欠けているようなロゴマークを見ると、Appleを連想する人も多いのではないでしょうか。そこに会社名が書かれていなくてもリンゴの一部が欠けているロゴマークを見るだけで、何処の会社の商品かというのが分かりますよね。

このようにロゴには会社を連想してもらえるというメリットがあります。そのため各企業は他社と被らないように注意を払いながら、オリジナリティーの高いロゴ作成を目指しているのです。

世間に知れ渡っていない無名の会社がロゴから自社を連想してもらおうと思っても、すぐには連想してもらえないのが現状でしょう。しかし、地道に良い商品を生み出し続ければ、自然と企業ロゴは人々の記憶の中に記録されます。

多くの人が自社や自社製品を知ってくれるようになった頃には、企業ロゴの影響力は強力なものになっている可能性が高いと言えます。

ロゴ作成によって自社製品を選んでもらいやすくなる可能性もある

消費者によっては内容をよく読まずに製品を選んでいるケースもあります。特に他社との差別化が図りにくい製品が横並びで陳列されている場合、深く考えずに製品を選んでしまう可能性が高いでしょう。このような状況で自社製品を選んでもらいやすくするための手段がロゴ作成です。

内容を読まずに製品を選ぶ人や深く考えずに製品を選ぶ人は、感覚的な判断で製品を選びます。

そのときの決定打となるのがロゴマークだと言えます。直感的に「好きだ」と感じるロゴが視界に入ったときに、その製品を選ぶ可能性が高いです。そのため万人受けしやすいような商品ロゴを作っていれば、自社製品の売り上げが上がるケースもあります。

例えば「ペットボトルの水」を買うときには、直感的に商品を選ぶ人が多い傾向にあるでしょう。このときに自社が売り出しているペットボトルの水に描かれているロゴマークが「美味しそう!」と思えるようなものであれば、その製品が購入される確率が高まります。

ロゴマークでのアピールで価格競争の回避が可能になる

どの業界でも頭を悩ませている問題として挙げられるのが、価格競争ではないでしょうか。消費者は良い製品をなるべく安い価格で購入したいという心理を持っています。そのため各企業は他社に負けないように安い価格設定を目指します。

しかし、価格競争にも限界があります。設定価格が安すぎると、製品が売れても赤字が続いてしまうことがあるでしょう。それを避けるために一定の価格を維持しますが、それでは売り上げが伸びず、結果的に赤字は続くというパターンもあります。

このような価格競争から脱却する手段としてロゴ作成が利用されるケースもあるでしょう。良質なロゴマークを描くことによって商品価値を高めます。商品価値が高ければ、価格が高くても製品を買ってもらえるというメリットが得られます。

このメリットは服や帽子、靴などのファッションアイテムの販売で役立ちます。例えば同じような質感で、同じような色合いの服装が2種類販売されているとします。このときに1つはロゴマークが入っている商品である場合、消費者はロゴマーク入りの服を買う可能性が高いでしょう。

これはロゴマーク入りの服の方が「特別感のある商品」に見えるからです。このようにプレミア感を演出することで売り上げアップを見込めるのがロゴの良いポイントだと考えられます。

顧客が定着しやすくなる

消費者はノーブランドの商品よりもブランドものの商品の方を購入するケースが多いです。これはブランドとして確立されている商品の方が安心感を得られるからでしょう。この消費者の心理はロゴの有無にも影響します。前述したように消費者はロゴ入りの商品の方が購入しやすい傾向が強いので、ロゴ入りの商品を販売している会社の方が顧客が定着しやすいというメリットもあります。

製品だけでなくロゴマークも気に入ってもらえれば、「これからもこのロゴが入った商品を買いたい」という気持ちになってくれます。顧客が定着しやすくなれば、その会社は安定した収益を得られやすくなるので会社が潰れにくくなるというメリットも得られます。

例えばベンツは車の魅力だけでなく、エンブレムに対する魅力や信頼感も持たれているでしょう。このエンブレムを見せて車を走らせることが高いステータスをアピールすることにもなると考えている人もいるので、ベンツのロゴが気に入っている人はずっとベンツの商品を買っているケースが多いと言えます。

プロモーションビデオの作成にも役立つ

ロゴマークのメリットとして考えられるのがプロモーションコストの削減です。会社の予算が少ないとプロモーションビデオの作成費用も少なくなります。他社は30秒のプロモーションビデオを作っていても、自社では15秒のプロモーションビデオしか作れないというケースもあるでしょう。

ここで重要になるのが短い時間でも他社に負けないプロモーションを行うことです。

プロモーションビデオが流れる時間は短いので、複雑な映像や長い文章は演出に組み込めないと考えていいでしょう。そこで役立つのがロゴマークです。自社のロゴマークを見れば、会社名が連想してもらえるという場合はプロモーションビデオに会社名を入れる必要はありません。

自社のロゴを入れればいいので、これだけでもプロモーションビデオの作成にかかるコストを削減できます。また自社商品のロゴを作成している場合は、商品の説明文を省いてロゴだけを見せるのも1つの方法です。ロゴを見ただけでどんな商品か分かってもらえるのであれば、15秒間ロゴだけを見せるのも良いかもしれません。

このようにプロモーションビデオの作成におけるコストの削減に役立つのがロゴマークの魅力だと言えます。

メリットを理解した上で最高のロゴを目指そう

ここで紹介したロゴ作成のメリットが理解できたのであれば、今すぐにロゴを作りたくなっているかもしれません。しかし、焦る必要はありません。時間をかけて最高のロゴを目指してみるのが良いのではないでしょうか。文字を書かなくても自社を連想してもらえるようなロゴマークを作ることができれば、商品の売り上げもアップするでしょう。